2009.06.04

継続は…力…な…り… ガクッ

天地人感想でございます。
前回も感想をぶっちした訳で…三成の回さらっと、幸村の今回と書いてみようかと。
なんかもう…何も書く気力がなくなってきましたのよさ(ノω・、)
三成に続き幸村参上。
どうしてこうもワンパターンなエピを重ねてくるんでしょうかねぇ。
序盤でお使いエピが続いたのと同じじゃないっすか。
ツンデレ2タイプですか?
三成はあからさまにツンデレってやつなんでしょうが、幸村のはなんて言うんだろう?
さて、前回の「三成の涙」見終わったあとの感想は一言。

中学生日記ですかっ

でございます。
頭良すぎて孤立しがちなヒネくれた優等生が、兼続という友達を得て心を開き、仲間に入ることの大事さを学ぶと。
今回の「幸村参上」は一昔前の青春ドラマのテンプレですし。
父が下品で家庭が荒んでいるのでヒネくれたおぼっちゃまが、兼続という先輩を知って心を開き、ヤンキーから更正すると。
しかも泉沢の槍が無くなりましたが、それってどんな

給食費袋

ですか…はぁ(´- `)
まだ、三成の回の方が良かったかなぁ。
あ、でも子供が出来なかった菊姫にあんなこと言わすのって嫁いびりみたいだよなぁ。仙桃院様がじゃなくて脚本家の。あのエピソードって全く要らんかったです。昼ドラかっ。
そんで今回も、なんだか昼ドラ並に生臭さかったですなぁ。
「男を変えてきた」とかそんな事を言う初音
浮気を疑うあき竹城はいつものことだけど、未遂じゃないのでやな感じ。
いい歳をしたシスコンの弟
幼妻にメロメロな父惣右衛門
袋から何か出して喰ってる親父
(これは関係ないか、でもあれカニ?)
正直、落水とか、上田城の戦いとか、もはやどうでも良くなりますた。
来週は景勝が上洛したくないと駄々をこねるそうです。
はぁ…。

2009.05.14

ちゅどーん

えーと、風邪を引いて、インフルエンザか?!熱が出たら保健所だ!海外行ってないけど!とびびったり、マイマイガの幼齢毛虫にかぶれたりしているうちに五月の半ばになってしまいました。

天地人感想も二回ぶっ飛ばしたわけですが。
今日やっと「本能寺の変」の録画を見ました。

ちゅどーん!

本能寺大爆発!これは筆を執らねばなりますまい。

本能寺炎上時に爆発があったというのは、むかーしなんかの歴史番組で見たことがあったですが、あそこまで大爆発だとは思いもよりませんでした。あれじゃ本能寺周辺壊滅なんじゃ?
どくろべぇ様のお仕置き並の大爆発でしたね。実はタイアップ企画なんですか?
まあ、その前の異空間ワープからぶっ飛んでたんですがね。
なにそれーw。
謙信公の亡霊出すのは、まあ良いです。「天地人」のうちの「人」足りてないよって言わせたかったんだろうし。
でも何で、春日山の祠にぶっ飛んでゆく訳?
普通に燃えさかる本能寺で、炎の向こうに謙信公でいいんじゃ?
春日山から瞬間ワープで意識戻ったら、ちゅどーん!って、敦盛舞う暇そりゃないっすわww

この天地人の内の「人」が足りてないよ。って言わせたいが為に、明智光秀が酷い扱いになっていたわけですが…酷すぎっす。
初音とかいう、姉だか妹だかいい加減な設定の捏造キャラに首締められて、浅ましいとかばーかとか言われる筋合いないですよ。ほんと。
鶴見辰吾、無駄に貫禄ありすぎでした。
初出場の時から凄い貫禄あって、密かに野望説(謀反の理由)期待しましたもん。
足蹴にされるシーンで、やっぱ怨恨説かーと思ったものの、家康と密談時も威厳が在りすぎてうぉー!密謀!光秀黒い!。下克上っすね!ってきゃっきゃしましたもん。
「敵は本能寺にあり」という有名な台詞。鶴見光秀が言った時しびれましたよ。
もったいない。鶴見光秀。
別に脚本が怨恨説を採ろうとも、初音に説明的罵倒なぞさせる必要はどこにもなし。却って本能寺の変のスケールがちっちゃくなり、大爆発と釣り合いがとれません。
っていうのは冗談ですが、頭の良い光秀の心を掌握できなかった時点で信長には「人」がなかったのは判ってるんすが。謙信ちゃんも言ってたし、信ちゃんも「で、あるか。」って納得したし。
そう思わせる光秀を演じた鶴見辰吾が良かったってことだすかねぇ。脚本家があくまでも初音が言うような小物に描きたかったとすれば、鶴見辰吾はその役を演じられなかったということになりますが…。
じゃ、光秀初登場の時の猿をびびらせた光秀の冷静な御館様分析はなんだったんだろう。
あれで肝の据わった頭脳明晰な光秀というイメージが出来た訳で、けっして小物じゃないし。
いや、やっぱ、初音のシーンがいらんのじゃぁ!
初音が信長を一番理解していたとか、愛する信長様を殺されてキレたとか、そいういう風に描きたいが為に光秀のキャラ設定が破綻してしまったように感じますた。
うーん。読み違ってるのかなぁ。
はじめっから、信長にはおべんちゃらばかり使う猿と、プライドばっかり高いキンカ頭しか居なかったということを表現していたのかなぁ。
その両方が本当は信長なんか好きじゃなく、天下統一の尻馬に乗っただけで、信長は初音にしか理解され、愛されてなかったってことかなぁ。
やっぱ、初音いらんーw

なんか大爆発と初音の必殺仕事人シーンで印象の弱くなってしまった魚津城陥落ですが。
ここにも文句の付け所が満載っすが、前回から引き続き吉江のじぃじと阿倍政吉のシーンはすんごく良かったです。
前回は「殿が絶対に来てくれる!みんながんばれ!」って励ます政吉の今後を思って涙。魚津十二将(も居なかったけど)の落胆に涙。
今回の魚津のシーンは涙しながらも、心のどこかで突っ込みが発生。
じぃじに関しては謙信時代からの古参だから御館様回想で素直に涙しましたが、阿部兄の回想に突っ込まずには居られませんでした。なぜそこで与六を回想するのか?なぜ殿じゃないのか?百歩譲ってもそこは、殿&上田衆でしょう。
兼続イメージビデオになってますた。
前回から「じんすけ!」「与六!」とか呼び合っており、凄く唐突。政吉と兼続になんか絆があるのなら、前もって描いておくべきかと。
まあ、けなしてばっかりもなんですから、阿部政吉の疲弊ぶりは絶賛しておきます。
葛山信吾さんっすか、えっらい男前ですな。平時はなんかアイラインが気になる二枚目なんですが、それ以上にくどい殿のご尊顔とか、優等生的立ち位置のためパパイヤのインパクトとかに負け、今ひとつ影が薄い。
いや、いい役なんですよ。暴走する上田衆にあって一人、冷静で。
柿崎が夜襲を掛けてきたときも一番殿をお守りしてたし。
満身創痍のざんばら髪となるほどに、美しかったというか。存在感を増したというか。
魚津を死守するにあたって武士の誇りや頑なさではなく、越後と上杉の盾になるという慈愛を感じました。
みんなから一歩引いて、冷静に物事を見ているけど、皆を思う気持ちが誰よりも強かったんだなぁ、と。
短いシーンでも阿部政吉という役の集大成見せてくれたっす。

山本圭さんの吉江宗信は全編を通じてよかったですねぇ(*´Д`*)
武田と同盟するときの涙の嘆きぶりも素晴らしかったし、菊姫と殿の婚儀のときの臍曲げぶりも頑固爺ちゃんでよかったっす。
その頑固爺ちゃんが兼続を認めるところがほんと良かったんですよ。笑顔が可愛い過ぎっす。
老獪のようでいて、一本気な古兵。魚津にやれと殿に申し出たシーンでハートを鷲掴みされますた。
山本圭さんの若い頃のお顔を存じ上げないんで、二枚目なのかどうかよくわかりませんが、本当に良い貌をなさっておられます。役によって凄く悪い人相にもなれるような気もしますが、なんか福々しい。
こんな爺ちゃん欲しかったなぁ。ほっこりします。
それでいて、武将の厳めしい表情でほっこりさせてくれないんですw
魚津城から引かなかった理由をドラマでは上杉の誇り、武士道に帰してますが、山本圭さん演じる吉江もこれから上杉を担う者達の礎として死に赴こうという「義」を感じました。
政吉が吉江を慕い、吉江も政吉を自分の息子のように気遣う。魚津城という死地にあっては大事な絆をお二方は本当に短いシーンで在るのに見事に演じきってくれたと。うおーん。
この二人が居なくなったら上杉家臣団、わー、もう、なんか、どうしよう…誰も頼りになるのが居ない
って感じなんですが。
兼続、独り占め状態?

蛇足。
蛇足といえば、お船と兼続w これどうでもイイんですが…兼続が魚津城のみんなを思ってご飯食べらりない。というのは必要と思うので、まあいいか。
お船の「食べるのもお勤め」ってのは、甘ったれ兼続を優しく叱咤してて良かった…かな?
ただ、「家のためだけに私と夫婦になったの?!きぃっ!」ってのは頂けない。信綱不憫。まあ、どうでもいいや。
それよりも!
気になるのは…。
ご飯が食べらりないのシーンの妻夫木君。
無精髭の所為か、精悍な良いお顔付きをしてましたが、きっちりとセットされた前髪がどうもいただけない。
疲れて寝てましたが、あの気合いの入りまくったセットの前髪ではぜんぜん疲れているように見えないんですが…。
びっちりひっつめ頭だとダサイのかもしれませんが(ダサく無いけど)前髪なしで一筋二筋髪乱れてるほうが…このーみ(*´д`*)ハァハァ
殿も前髪いらないんだよなぁ。
このドラマにおけるイケメン要員には前髪必須なんだろうか(-ε-)
前髪ないのはイケメン要員じゃないとかw
三成も今のところ80年代風前髪だしw

2009.04.23

ハロー、ハロー。

ダニー・ボイル監督の『28日後』やっと観れました。
おもろかったっす (((゚Д゚)))パパーっ!

ゾンビ好きを公言して憚らない訳ですが、そんなに詳しいわけじゃないです。
今頃『28日後』観てるくらいですから、ロメロがどうとかなどは語れません。
単純なゾンビ好きです。あぅぁーщ(゚Д゚щ)
あ、好きなのは、いわゆる Living Dead です。架空のお話におけるゾンビが好きなのです。
生き残ってる人も大好きです。

『28日後』はイギリスが舞台です。
感染源である研究用チンパンジーが狂信的活動家を襲ったプロローグの暗い場面から一転して、28日後に主人公のジムがまばゆい光差し込む病室で目を覚まします。はい、生き残り登場。
感想はとにかく、こいつ睫長すぎw につきます。
んで、デジャブです。
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のBiohazard2の冒頭だけ観たことがあったわけです。
なぜ、冒頭だけしか観てないのか自分でも理解に苦しみますが。
ミラちゃんと同じだ。ぷぷ。と思ったら、Biohazard2の方が後出しでした。

裸ん坊で目覚めたジムは点滴を倒して痛い目を見たりしながらも、自らスパゲティ状態の管類を抜き、酷く乱雑となった病院内で衣類を調達し(術衣ですかっ)、ロビーの破壊された自販機の側で拾ったペプシをガブ飲みして一息つくと何個か拾って、人っ子一人居ないロンドンの街へと出て行きます。
ジムの彷徨う情景が、だるい、だるすぎると思いつつ、どんどんスタイリッシュなボイル節に引き込まれました。

ネタバレしますので、これから観ようという方はお気を付けあれ。
(超端折りながらのあらすじを交えての感想です。)
教会にたどり着いたジムは礼拝堂に折り重なる死体の山を見つけてしまいます。何人か生きてる人が立ち上がりジムの方を見ています。神父さんがジムの方へと歩いてくる!ジム一安心。
がっ!
やっとここでゾンビ登場なわけです。わーぃ!もちろん神父さんはゾンビ。
でも、この映画のあぅぁーщ(゚Д゚щ)な方達はLiving Deadじゃないような。
「凶暴性」が主たる症状のウィルスにやられた「感染者」で、どうやらたぶん、生命体的には「生きている」ようです。ゾンビと言うとなんかしっくりきませんね。
『アイ アム レジェンド』と似たような設定。同じく走ります。走る系は怖いなぁ。でも、アイアム〜とは違って、知性は無い模様。

なんだかんだで、ジムは二人の生存者に窮地から助けられますが、あっと言う間に仲間が一人減り、セリーナという女傑と二人っきりでなんとも心細い展開に。
そんなおり、ジムが高層マンションの一室にクリスマス用の飾り付けみたいなのが瞬いているのを見つけます。
その部屋へたどり着く前にマンションの階段室で「感染者」に追われてパニクる二人。
そこへ、ヒーロー登場です。どうやら部屋の主らしき完全武装のごっつい男が「感染者」を撃退。
なんか心細く観てたとこに「待ってました!」な登場人物です。

と、思いきや…ごっついはずの男はなんとも人のイイただのおっさん。一緒にいたのは12歳くらいの娘。ぜんぜん頼りにならなそうです。ジムとセリーナも同じ感想。この過酷な状況で共に行動するには、足手まといになるとセリーナがジムに忠告したりしつつも、おっさんに軍の放送を聞かされておっさんと娘を加えた4人でマンチェスターへと向かうことになりました。
おっさんことフランクさんはタクシー運転手らしく、無事、車も調達。
感染者ちゃんは昼間というか明るいところでは活動しないようで、今まで徒歩の二人は昼間移動してました。
ってか、今までそのへんの車にはキーついてなかったのでしょうかね。
アメリカの映画と違って、車が全然簡単に手に入りません。
銃もありません。得物はセリーナの鉈くらいで、日本人としては妙に現実味があります。

足手まといになるかと思われた父娘は意外にもお役立ちキャラでした。
娘は運転もタイヤ交換もできるし、なによりフランクがみんなの精神状態に安定をもたらします。
ちょっとダサいけど、明るく、優しく、時には娘に厳しいフランクはイギリスの典型的なお父さんなんでしょうね。
生き残ることに必死でぎすぎすしていたセリーナも明るく優しくなり、ジムは自分のお父さんとフランクを重ねて悪夢から逃れます。
いやぁ、本当にいいフランク。初めて感情移入できるキャラです。断言します。この映画の見所と救いはフランクですw。死んじゃいやぁーっ

結論。フランクはお約束通り死にます。うう。
残念に思いましたが、この後の展開は死ねただけ良かったのだといういやーな感じになってゆきます。
マンチェスターの封鎖ゲートに辿り着いたもののそこはもぬけの殻。フランクは希望を繋いでいた軍の放送が無駄だったと知り荒れます。うるさいカラスに八つ当たりしたら、カラスは死体を啄んでおり、見上げたフランクの眼球に一滴の感染血液が。フランクに感染者の症状が現れ、ジムはフランクを殺さねばならなくなります。
ジムが躊躇していると居ないと思われた軍隊が現れ、フランクを射殺。
もっと早く来いよーっ!とTVに突っ込んだのは言うまでもありません。

フランクを失った三人は軍と共に、彼らが立て籠もる屋敷へと向かいました。
さて、ここからドロっとした人間心理の恐怖描写となってしまいます。
なんだか『地獄の黙示録』のディレクターズカット版にあるフランス人の農園を思い出したのですが、なんでだろう?たぶん牧歌的なお屋敷のセットと武装した軍人の組み合わせのせいだと思いますが…。
最初は秩序だって見えたイギリス軍人もやはりただならぬ事態に疲弊しており、精神がやばくなっているのが垣間見えてきます。感染してしまった部下を鎖に繋いで飼ってみたり、感染者の襲来に嬉々として応戦したり。
そして彼らの狂気が「女」であるセリーヌに対して向けられます。
軍の指揮官である少佐は、どうも最初から部下達に「女」を与えるのが目的だったような節も。
極限に置かれた男達は性欲の問題ではなく、子供を作るという目的にすがって理性を保とうとしているようです。それが希望の光らしいです。
少佐自体はパブリックスクール出身ですか?ってな風に見えるんですが。(かわいがってたおばかちゃんな部下の死に際も意味深でしたし?)
もちろん、反対する良い軍曹も居ましたが、ジムと共に連れ出され軍曹は殺されてしまいました。絶体絶命です。

さて、ジムはというと。
軍曹が殺されている隙を突いて逃走。途中で飛行機雲を発見。それに希望を見いだしたのか、急に超人的になります。
ひ弱なバイクメッセンジャーなジムが軍隊の猛者どもを頭脳と度胸で俊敏になぎ倒し、結局なんかすごい大活躍してセリーナとハンナを救出する訳です。

ジムはサイコちゃんだと思います。
サイコちゃんの要素があったからこそ、このピンチを切り抜けられたんではないかと。
フランクが生きていたマンチェスターまでの道中。ジムは要らん冒険をします。バット片手に感染者がいそうな屋内を探索、襲いかかってきた少年の感染者を殴り殺します。ちょっと感染者を殺してみたかったな雰囲気が漂います。ダーク主人公。
先に書いた少佐のお気に入りおばかちゃんを殺害するときも、なんかニヤリとしてました。おばかちゃんは放っておいても無害だったんじゃないかと思わずにはいられません。
鎖に繋がれていた部下の感染者の鎖を切ったのも、策略というより、ほら復讐しろよ見たいな負の感情を感じます。
セリーヌの首を絞めていた軍人のやっつけかたも、最悪。
マウントポジションなんだから首締めればいいのになぁ…。
セリーヌはそういったジムの凶暴性から絶対感染してる!と思ったのでしょうか、鉈でジムに斬りかかるのも同意。ジムは声かければいいのに、不気味に黙ってるし。サイコねー。

ラブラブする二人を見てジムに殴りかかるラりったハンナ。このあたりがボイル監督なんだろうなぁ。
逃走する三人、撃たれるジム。ハンナの機転で少佐は自業自得的な死を迎えます。
そして、こっからが巧い。どっかの国の大河ドラマは見習って欲しいw
撃たれ意識の朦朧とするジム視点のフラッシュバックで、爽やかな希望に満ちたラストへ疾走。
ジムは朝を迎えます。ここは最初に病室で目覚めたシーンと繋がるかのような演出。
でも、やっぱりイギリス全土が壊滅したのは、現実です。
アメリカ軍らしき戦闘機がぶーんと飛んできます。手を振る三人。
最後はHelloで締めくくり。
とっても、好きな映画となりました。
さて、次は『28週後』を観ます。

2009.04.22

信玄の娘

天地人感想でござます。
えーと、くだらない感想なんで読み飛ばしてください。
これを書いている今、覚えている今週の見所は、
*吉江じぃじ、くぁわぃいーっ。
*でたっ!滝沢先生っ!One for all! All for one!
でした。

……えーと、えーと。そうだ!
婚礼の回だった!!
前から思ってましたが景勝、顔良すぎw
正装姿と、「なぜじゃ」のところで、鼻血でますた。
景虎とはタイプが違うだけで相当な美男子だす。
あの時代は景勝(北村氏)のような濃い顔は良いとは見なされなかったと思うことにします。
今まではちょっと年齢設定で苦しかっただけに、これからはどんどん格好良く見えるかもしれませんな。

それにしても菊姫は美しい!前髪あるおてんば姫の頃より、ぐっと大人びて凄くいいっす!
美男美女かっぽー、これから仲良くしてくれると見所が出来ます。
それにしても景勝、そうとう根に持っていたじゃないですか。
初めの方で兼続が「殿が景虎殿に勝るところ…思いつきませんっ!」とかほざいてやがりましたが、その複線というかトラウマが「わしに皆が認めるほどの力があったら」という慚愧をもたらしていたというか。…ひどい、酷すぎる、兼続w。どこに愛がw
景勝の言葉も重く、兼続の心が定まったことを顕したとてもいいシーンですたけど。

えーと、それと…雪割草ですか。
なんというベタな。
いや、ベタ展開好きですけど、あまりにもお約束的な。
兼続は、ひたすら爽やかだす。
「私ひとりをお恨み下さい。」だっけ?
お約束過ぎてすっごいデジャブを感じてしまうので、役者の力量殺してしまうような。前も書いたけど妻夫木君がもったいなさ過ぎるっす。妻夫木君、顔が正統派美男子のプロレスでいうベビーフェイスの割に、役ごとに違うイメージで役者やのぅーと思っていましたが、私の中ではなんかこの兼続でイメージが固定されてしまいそうです。おめめキラキラ。
菊姫、仙桃院様に心打たれたのでございましょう。兼続くんの雪割草を使った越後プレゼンダメ出しですしw
兼続くんにはもっとポジティブに雪ばっかとかじゃなく、越後上杉のいいとこアピールして欲しい物です。

久しぶりの仲良し主従、良かったです。やっとほっとする一時…。このへんの力の抜けた感じはよろしかった。
これからまた対織田とか大変ですよー。っていうのがあって見るとぐっとするシーンでした。

あっと、忘れてた。家康w なんですか、この家康w
扇子サンバイザーにバミューダ袴ですかwおされ義元公に怒られますよ?
しかも、瘤。なんで頭頂部に瘤。
でも、なんか好感を持ちました。本多正信も爽やかだった!意外っす。

さて、前回予告で刺されていたのは信綱さんだったわけで。
「暴れ馬」と同じくらい鉄板の「誰か医者をーっ。」でしたな。あれ?もしかして2回目?
その直前。なんで、信綱は兼続に突然心を開いたのか? と思いましたが、あれ御館からそうとう時間が経ってからのことなんですな。あいかわらず時間経過が判りにくい。
景勝が出陣していきなり内乱は治まったのでございます。となってますたが、その前に一回くらい景虎派残党との戦闘なり、それが無理ならカットバック(ちょっとくどいくらいの)とかでいいんで、使い番の鎧武者が景勝の前で朗々と戦況報告したり、勝利の鬨の声を上げる軍勢なり見たかったかなーと。
そんで、だんだんと国力を取り戻すプロセスで信綱とじぃじの心が解けていったっつー感じで。

で、次回予告!
うわー、信綱死んで即、婿入りかぁー。いや、それはどうでもいいや、メインらしいけど。
毛利秀広はもとより、山崎専柳斎って、どの人だったけ?w
たぶん、軍議で見る偉い感じの人二人組の一方ですね。年上の方だろうから…ん?そいえばなんで、上条兄さんが下座にいたんだろう?!兄さんじゃないから…か。うう…。役者さんもお美しいのに。
それも置いといて、このへんのゴタゴタ、兼続への待遇からとなってますが、一家臣が抜擢されたくらいで家老二人も殺すだろうか…。
史実は景虎派から寝返ってきた国人衆への恩賞問題で、山崎専柳斎が毛利秀広に殺られる訳ですが、ドラマでは「こっちは何ももらえないのに、兼続ばっかりーっ」って感じになるのでしょうか。
それにしては、山崎も上条兄さんも(なんでセットなんだろう)兼続の家老入りは反対してた訳で、同じ意見の者を殺す理由はないなぁ。
信綱狙いのとばっちりが山崎専柳斎という史実とは逆の立ち位置になるのかな。
さて、どのような展開で信綱が斬られてしまうのか。来週の見所としますです。
ふぉーえばー!One for all! All for one!

2009.04.15

御館落城

天地人感想でございます。
あーびっくりした。いつ出てくるんだと思っていた上杉憲政がやっぱり一秒たりとも出てきませんでした。
御館って、関東管領職を謙信に譲ったじじぃが居る館だから、景虎が立て籠もって景勝に対立するに十分な根拠を持つもんだと思ってました。
今の王様(元家臣筋)の城 vs 昔の王様(元主家)の隠居先。
すんごい判りやすいパワーバランスかと。(微妙に語弊がありますが)
で、そういう事情をとっぱらったドラマを見ると、なんか春日山の麓の立派な屋敷に仕方なく籠城したのか、景虎側って。なんとなくしょぼい〜。という印象だったり。

それにベタな展開も期待してたんです。
ヨボヨボの憲政が怯えている道満丸をよしよし優しく諭しながら、和睦に行くという。
御館の乱って、有名なんですかね?
細かい背景描かんでも、本能寺の変ばりに日本人には浸透しているという?
ないです。よっぽど歴史好きか、地元民で無い限り普通知らんです。
なんで、そんなに端折るんだろう。
大河見る目的の中に「この史実あんまり知らないから、(詳しく見れるなど、とても)楽しみ。」ってのが、絶対あると思いますが…。
後世の口伝や、ドラマ的架空のエピソードを付け加えるのは構いません。むしろ大歓迎。
史実の引き算と塗り替えが、なんだかなーと思います。ドラマだから!創作だから!って但し書きは、本当に正当なのですかね?歴史的制約がある以上、外してはいけない線ってのがあると思うのですが。
憲政が存在しないとかは、もちろん。
養子が二人しかいなかったとか。
北条高広が謙信の忠臣だったとか。
兼続と兼続父の独断で本丸を占拠したとか。
兼続が武田と交渉したとか。
(あと色々あるけど)菊姫が知らん間に嫁に来ることになってたとか?。
まあ、菊姫はいいんですがw
どうしても武田を動かしたくない景勝側が策略として婚儀を持ちかけ、武田の思惑もからんで成り立った政略結婚だと思ってますた。
勝頼側が黄金うはうはの見返りの一つとして菊姫を嫁に差し出したって事になっているような。
勝頼不憫。
このドラマでは不憫な存在になってる人たち多すぎます。
家臣叱咤激励しまくりのはずの景勝はもとより、
軍議で景勝の左側に居るらしい上条兄さんもぱっと見どっちだかわからない。前の人誰?後ろにいる(偉くかっこええ)方だよなぁ…ってかドラマでは兄さんですらない訳で。
それ以前に、登場人物少なすぎ… 安田兄弟も出てこない。景勝、えらい家臣すくないなぁっていう。

今回は遠山康光、一身に罪を被せられて偉い不憫でしたね。
史実では景虎と一緒に自害した忠臣のようですが。
康光って名前がわからなくってググったら、この人景虎の伯父さんらしく…。不憫すぎ。
最後のニヤリ。意味が全くわかりません。
北条に通じていた乱の黒幕だったとして、景虎死なせたら、遠山の大失策じゃないですか!
道満丸殺害も遠山の差し金かなーっての臭いますが、そうであるならあそこは憲政殺しても、道満丸は生かして攫うべきかと。
北条の上杉の政治に介入する機会をことごとく潰したのでは?
どの面下げて北条に帰れるというのでしょう???
ニヤリってのあり得ません。どっちかというとトホホかと。
ニヤリとするだけの材料を何か持っているのか?!
やっぱり道満丸は生きていて、後々玉山で再出演なのか?!(これ最悪w)
と、深読みさせるわけですが、複線はないよなー今までの経過を考えても。
あ、でも三池監督のボッチャーンの複線は今回の討ち死にで収拾してたか。限りなくどうでもいいけど。

前回の予告なぞのお船のお言葉。自分は死んでも構わないってことだったんですね。
兼続に死んではなりません見たいなことを本編で言っていたような気がして違和感あったですが、言ってませんでしたか。
みんな難関ミッションを軽々とクリアしちゃいますねぇ。
死を覚悟して赴いた割には、あっさり仙桃院様ともお目通り。いつの間にか、退場してますたが。
こっそり門を越えるところとか、内部の手引きとか、道行きと共にそういうシーンが欲しいような。
兼続と密会する岩の隙間が狭いシーンとか要らないのあるのに。

御館の乱自体、あちこちで大変なことになってるのに春日山と城下だけで終息した感じでしたね。
鮫ヶ尾城ってご近所ですか?
上田城はいったいどうなんったんだ。あんなに覚悟して帰って行ったじじぃ二人組は?。
色々、消化不良ですが、来週辺りなんか補足されると期待。
ん? そいえば、なんかエロいシーンが予告で。違っ、景勝刺されるんすか?
お船といい、菊姫といい、恵まれなさすぎです。
兼続に続き長範とか出てきたら「ああ、しかたないよなぁ」と思ってしまいそうですw。

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