2009.05.14

ちゅどーん

えーと、風邪を引いて、インフルエンザか?!熱が出たら保健所だ!海外行ってないけど!とびびったり、マイマイガの幼齢毛虫にかぶれたりしているうちに五月の半ばになってしまいました。

天地人感想も二回ぶっ飛ばしたわけですが。
今日やっと「本能寺の変」の録画を見ました。

ちゅどーん!

本能寺大爆発!これは筆を執らねばなりますまい。

本能寺炎上時に爆発があったというのは、むかーしなんかの歴史番組で見たことがあったですが、あそこまで大爆発だとは思いもよりませんでした。あれじゃ本能寺周辺壊滅なんじゃ?
どくろべぇ様のお仕置き並の大爆発でしたね。実はタイアップ企画なんですか?
まあ、その前の異空間ワープからぶっ飛んでたんですがね。
なにそれーw。
謙信公の亡霊出すのは、まあ良いです。「天地人」のうちの「人」足りてないよって言わせたかったんだろうし。
でも何で、春日山の祠にぶっ飛んでゆく訳?
普通に燃えさかる本能寺で、炎の向こうに謙信公でいいんじゃ?
春日山から瞬間ワープで意識戻ったら、ちゅどーん!って、敦盛舞う暇そりゃないっすわww

この天地人の内の「人」が足りてないよ。って言わせたいが為に、明智光秀が酷い扱いになっていたわけですが…酷すぎっす。
初音とかいう、姉だか妹だかいい加減な設定の捏造キャラに首締められて、浅ましいとかばーかとか言われる筋合いないですよ。ほんと。
鶴見辰吾、無駄に貫禄ありすぎでした。
初出場の時から凄い貫禄あって、密かに野望説(謀反の理由)期待しましたもん。
足蹴にされるシーンで、やっぱ怨恨説かーと思ったものの、家康と密談時も威厳が在りすぎてうぉー!密謀!光秀黒い!。下克上っすね!ってきゃっきゃしましたもん。
「敵は本能寺にあり」という有名な台詞。鶴見光秀が言った時しびれましたよ。
もったいない。鶴見光秀。
別に脚本が怨恨説を採ろうとも、初音に説明的罵倒なぞさせる必要はどこにもなし。却って本能寺の変のスケールがちっちゃくなり、大爆発と釣り合いがとれません。
っていうのは冗談ですが、頭の良い光秀の心を掌握できなかった時点で信長には「人」がなかったのは判ってるんすが。謙信ちゃんも言ってたし、信ちゃんも「で、あるか。」って納得したし。
そう思わせる光秀を演じた鶴見辰吾が良かったってことだすかねぇ。脚本家があくまでも初音が言うような小物に描きたかったとすれば、鶴見辰吾はその役を演じられなかったということになりますが…。
じゃ、光秀初登場の時の猿をびびらせた光秀の冷静な御館様分析はなんだったんだろう。
あれで肝の据わった頭脳明晰な光秀というイメージが出来た訳で、けっして小物じゃないし。
いや、やっぱ、初音のシーンがいらんのじゃぁ!
初音が信長を一番理解していたとか、愛する信長様を殺されてキレたとか、そいういう風に描きたいが為に光秀のキャラ設定が破綻してしまったように感じますた。
うーん。読み違ってるのかなぁ。
はじめっから、信長にはおべんちゃらばかり使う猿と、プライドばっかり高いキンカ頭しか居なかったということを表現していたのかなぁ。
その両方が本当は信長なんか好きじゃなく、天下統一の尻馬に乗っただけで、信長は初音にしか理解され、愛されてなかったってことかなぁ。
やっぱ、初音いらんーw

なんか大爆発と初音の必殺仕事人シーンで印象の弱くなってしまった魚津城陥落ですが。
ここにも文句の付け所が満載っすが、前回から引き続き吉江のじぃじと阿倍政吉のシーンはすんごく良かったです。
前回は「殿が絶対に来てくれる!みんながんばれ!」って励ます政吉の今後を思って涙。魚津十二将(も居なかったけど)の落胆に涙。
今回の魚津のシーンは涙しながらも、心のどこかで突っ込みが発生。
じぃじに関しては謙信時代からの古参だから御館様回想で素直に涙しましたが、阿部兄の回想に突っ込まずには居られませんでした。なぜそこで与六を回想するのか?なぜ殿じゃないのか?百歩譲ってもそこは、殿&上田衆でしょう。
兼続イメージビデオになってますた。
前回から「じんすけ!」「与六!」とか呼び合っており、凄く唐突。政吉と兼続になんか絆があるのなら、前もって描いておくべきかと。
まあ、けなしてばっかりもなんですから、阿部政吉の疲弊ぶりは絶賛しておきます。
葛山信吾さんっすか、えっらい男前ですな。平時はなんかアイラインが気になる二枚目なんですが、それ以上にくどい殿のご尊顔とか、優等生的立ち位置のためパパイヤのインパクトとかに負け、今ひとつ影が薄い。
いや、いい役なんですよ。暴走する上田衆にあって一人、冷静で。
柿崎が夜襲を掛けてきたときも一番殿をお守りしてたし。
満身創痍のざんばら髪となるほどに、美しかったというか。存在感を増したというか。
魚津を死守するにあたって武士の誇りや頑なさではなく、越後と上杉の盾になるという慈愛を感じました。
みんなから一歩引いて、冷静に物事を見ているけど、皆を思う気持ちが誰よりも強かったんだなぁ、と。
短いシーンでも阿部政吉という役の集大成見せてくれたっす。

山本圭さんの吉江宗信は全編を通じてよかったですねぇ(*´Д`*)
武田と同盟するときの涙の嘆きぶりも素晴らしかったし、菊姫と殿の婚儀のときの臍曲げぶりも頑固爺ちゃんでよかったっす。
その頑固爺ちゃんが兼続を認めるところがほんと良かったんですよ。笑顔が可愛い過ぎっす。
老獪のようでいて、一本気な古兵。魚津にやれと殿に申し出たシーンでハートを鷲掴みされますた。
山本圭さんの若い頃のお顔を存じ上げないんで、二枚目なのかどうかよくわかりませんが、本当に良い貌をなさっておられます。役によって凄く悪い人相にもなれるような気もしますが、なんか福々しい。
こんな爺ちゃん欲しかったなぁ。ほっこりします。
それでいて、武将の厳めしい表情でほっこりさせてくれないんですw
魚津城から引かなかった理由をドラマでは上杉の誇り、武士道に帰してますが、山本圭さん演じる吉江もこれから上杉を担う者達の礎として死に赴こうという「義」を感じました。
政吉が吉江を慕い、吉江も政吉を自分の息子のように気遣う。魚津城という死地にあっては大事な絆をお二方は本当に短いシーンで在るのに見事に演じきってくれたと。うおーん。
この二人が居なくなったら上杉家臣団、わー、もう、なんか、どうしよう…誰も頼りになるのが居ない
って感じなんですが。
兼続、独り占め状態?

蛇足。
蛇足といえば、お船と兼続w これどうでもイイんですが…兼続が魚津城のみんなを思ってご飯食べらりない。というのは必要と思うので、まあいいか。
お船の「食べるのもお勤め」ってのは、甘ったれ兼続を優しく叱咤してて良かった…かな?
ただ、「家のためだけに私と夫婦になったの?!きぃっ!」ってのは頂けない。信綱不憫。まあ、どうでもいいや。
それよりも!
気になるのは…。
ご飯が食べらりないのシーンの妻夫木君。
無精髭の所為か、精悍な良いお顔付きをしてましたが、きっちりとセットされた前髪がどうもいただけない。
疲れて寝てましたが、あの気合いの入りまくったセットの前髪ではぜんぜん疲れているように見えないんですが…。
びっちりひっつめ頭だとダサイのかもしれませんが(ダサく無いけど)前髪なしで一筋二筋髪乱れてるほうが…このーみ(*´д`*)ハァハァ
殿も前髪いらないんだよなぁ。
このドラマにおけるイケメン要員には前髪必須なんだろうか(-ε-)
前髪ないのはイケメン要員じゃないとかw
三成も今のところ80年代風前髪だしw

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